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25年9月23日
変化に強くなるって、意外と心地いい!

 

 

お教室とは全く関係ないのですが、最近の自分の変化について気づいたことがあるので書こうと思います💡最近、とある場面で「自分の思い通りでは無かった」という理由で少し苛立ちや焦ってる方がいて、少し現場がピリつく・・・ということがありました。※これから書くことは、別にその方を責めたいわけでは全くありません!

 


思い返せば、私もそんな時期があったなぁ・・・とピリつく現場でふと思い出し。元々クラシック出身の私は、「楽譜通り」の世界で生きていました。誰かとアンサンブルするとすれば、「楽譜」ありきの音楽ですので、基本それぞれ楽譜に書いてあることを忠実に表現し、それを丁寧に合わせていく作業になります。なので、大きな変更というのはそんなにありません。練習でやることも決まっているので、準備もしやすいです。

 


そんな私がジャズやポップスの世界に足を踏み入れた時に思ったのは、「え?!適当過ぎないか?!」ということ(笑)普通に合わせ練習なのに練習してこない、その場で考えながらやる・・・という風景に最初は驚きました。(あ、もちろん真面目に練習するタイプの方もいます。)クラシックだったら、自分のパートを完璧に仕上げないで合わせ練習に行くとかかなり無理があるので、そういう意味で「なんて適当なんだ!!!」と、凄いカルチャーショックだったんですよね。


 


 

ただ、それには理由があって、ジャズやポップスの世界では”現場でみんなで音を作っていく”という文化があります。だから、どんなに家で自主練したとしても、それが合わせ練習で全て覆る・・・ということが往々にしてあります。だから、家で完璧に練習することが必ずしも良いとは限らないのです。
 



そんな文化に、最初は私も正直腹が立ちましたよ。だって、あれだけ家で時間をかけて練習したことが、「やっぱりピアノのそのパート、いらないね!」とバッサリ無くなったり。「やっぱりここピアノで弾いて!」と言われて、急に自分のパートが増えたり。それが、練習の度に繰り返されるわけです。もうね、「予定」とか「計画」なんて、あったもんじゃねぇ!!!😂

 



家で頑張れば頑張るほど、そういう無慈悲な変更がある度「時間を返して!!」と思ったり。時間的に余裕の無い時なんて特に、急な変更ってのは精神的にも時間的にも大ダメージで。だから、冒頭のような場面で、その方がイラついたり焦ったりするの、めっちゃ分かるわーーーー😭と遠巻きに感じておりました。



 

 

じゃあ今自分がどうかというと、そういう急な変更っていうものに対して、かなり抵抗が少ないなぁ〜と。これは、音楽活動に関しても、仕事に関しても、プライベートに関しても。ジャズやポップスの世界での、常に「未来がどうなるのか分からない」という状況に対応していく中で、結果的に身についた精神の境地のようです(笑)



色々と腹が立っていた頃の自分にとって、目の前に広がる選択肢は2つ。「予定通り、想定通りの環境しか認めない自分で在るのか」、「予定外、想定外の環境に柔軟い対応できる自分で在るのか」。その時自分が感じたことは、変化に対して柔軟に軽々と対応していく演者の方達ってめっちゃ格好良い!!!ということ。そして、今の自分の中には無いスキル。「え!何その凄いスキル!!私もめっちゃ欲しい!!」、そう感じたので、できることなら後者の道を進みたいな、とその時思ったのでした。


 


おかげで、割とストレスフリーに毎日を生きています。未来に何の期待も予測も立てず、ただ淡々と日々目の前に現れるものを味わい、感じるだけ。変なこだわりが無いって、こんなにも心が軽やかなんだなぁ〜☺️そんな自分に気づいた今日この頃☺️ではまた!